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『守護神伝 -第一章-』(しゅごしんでん だいいっしょう、原題:Keeper Of The Seven Keys Part 1)は、ドイツのヘヴィメタルバンド、ハロウィンが1987年5月に発表した2枚目のスタジオ・アルバム。オリジナル盤はノイズ・レコード、日本盤はビクターエンタテインメントから発売された。 1994年2月23日に、守護神伝 -第二章-とシングルのc/w曲3曲を加えた守護神伝―完全版―が発売された。 1994年10月21日に、LPジャケット・スペシャル・コレクション(紙ジャケット仕様)で発売された。 2006年(日本盤は同年2月22日)には、エクスパンディッド・エディション(デジタルリマスター盤)が発売された。その際、ボーナス・トラックが追加された。 == 解説 == *ボーカルにマイケル・キスクを迎えて製作された最初のアルバム。キスクのソフトなオペラ風のボーカルにより、元々あった叙情的な音楽性が飛躍的に変化した。キスクは曲作りを行うなど、バンド内での存在感を早くも誇示している。 *ドイツ国内の12万5千枚以上の売り上げも含め、世界中で約50万枚を売り上げ〔『Keeper Of The Seven Keys Part 1 Expanded Edition』ライナーノーツ〕、ジャーマンメタルバンドとしてのハロウィンの名を海外に広めた。この人気に呼応する形で海外ツアーを積極的に行い、翌年8月にはモンスターズ・オブ・ロックへの参加を果たしている。 *元々は2枚組アルバムにする予定であったが、アレンジなどが不完全で、良質な楽曲が少なかったため見送られた〔。翌年に本作のアウトテイクの他、新たな楽曲を追加した『守護神伝 -第二章-』が発表されることとなった。マイケル・ヴァイカートは第二章と比較してサウンド自体は、本作の方を気に入っている〔。 *LP盤は見開きジャケット仕様である。メンバーは最初から見開きにしたかったが、ノイズ・レコードの社長のカール・ウォーターバックが、前作『Walls Of Jericho』がセルティック・フロストに匹敵するセールスを上げることを条件に挙げた。発売後、早い段階で売り上げ目標を達成したため、本作で見開きにすることが出来た。 *ヴァイカートは当時、神経衰弱に陥っており、本作では『A Tale That Wasn’t Right』、カイ・ハンセンとの共作『Follow the Sign』を含めても2曲しか製作していない。そうして作った曲は奇妙だと言われ、凄く落ち込んだ〔。演奏面ではギターソロしかプレイ出来なかったため、バンドからクビにされる状況になってもおかしくなかったという。結果的にバンドに残れて嬉しかったとヴァイカートは振り返っている〔。また、この時の体験から、自身を癒すため、大曲『守護神伝』製作へと繋がっていく。 *多くの曲を作っていたハンセンは、ウォーターバックから速い曲が足りないからもっと書くよう命じられていた〔。 *イギリスのロック専門誌『ケラング!』の編集者マルコム・ドームは当時、「5年前のデフ・レパードの『炎のターゲット』以来最も注目すべき傑作」と評した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「守護神伝 -第一章-」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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